女性が知らない男の怠惰。

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髙嶋政宏の「変態紳士」に触発されて…SM感

髙嶋政宏の話題のカミングアウト本、「変態紳士」を読みました。

刺激を受け、自分も何かを表現したくなりました。

 

SMは、私たちが一般的に抱いている以上に、深遠な体験ができるものと、私は考えています。

プレイと呼ばれる行為に本格的に取り組んだことはないのですが、SMを性的嗜好として自分に認め実際に楽しんでおられる方々は、美意識や、感性を日々磨くことに余念がなく、動物よりも、人間的な方たちなのでは…と思っています。

日常の中にも、SM的な出来事、瞬間は転がっていると考えます。

 

例えば、

小さな瞬間なのだけど、自分にとっては長く尾を引くやり取りがあります。

 

先日、仕事で、気高い雰囲気が似合う年上の女性(実際に美人で鈴木京香に雰囲気が似ている)とのこんなやり取りがありました。

前後の脈絡・どんなシチュエーションかは省略しますが、とにかく仕事の電話で、こんなやりとりがありました。

 

私 「できれば…早めにほしいです…」

 

と、言い終わらないかのうちに、

 

彼女 「欲しいんでしょ?欲しいなら欲しいって言いなさいよ!」

 

彼女は、半ば楽しむように冗談交じり微笑み交じりで言ってきました。

 

その表現に反応してしまった。

 

今の言い方以外にもバリエーションがあるのなら聞かせてほしい…

そう思ってしまった。

受話器の向こうの彼女が、私がそんなことを考えながら聞いていたと知ったらどう感じるだろう…

自分がこんなに反応してしまっているなんて、夢にも思わないでしょう。

 

彼女が、そんな言動が似合う女性だから…という大きな理由もあります。

似合わない女性に言われても、なんとも思わないでしょう。

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化粧に、香りに、抗いたくても、抗えない経験をしてみたい。

 

抗えなくさせてしまう程の女性は何処に?

条件を語っている時点でエゴマゾと言われてしまうかもしれませんが、そんなことはないのです。

エゴマゾにだって確固たる美意識があるのです。

女性なら誰でもいいわけじゃない。

 

抵抗できないレベルの美しさ、気高さ、話し方や所作に品を感じさせずに、従順なM男が出来上がるでしょうか。

そうでないのに関係が成立しているとしたら、それは男が妥協し合わせているのだと思います。

S男性とM女性の関係性に置き換えても、全く同じことが言えます。

 

話し方や所作に品のある女性…

そう書いて、それはMの感性を持った女性の方が、当て嵌まる方が多いのではないだろうか?

と思いました。限りなく独断と偏見です。

 

こんなエゴのある男性を虜にすることの方が女性にとっては大きなことだと思うのだが・・・どうでしょうか。

 

女性は、男の精神を犯したい、支配したい、征服したいって考えるのでしょうか。

それとも全て逆で、そうしてほしいのでしょうか。

私は、SもMも片側だけの要素を持っているだけでは、満たし満たされる関係性を構築することはできないのではないかと考えています。

両方の感覚が理解できてこそ、SMプレイができるのでは…と思います。

見逃しそうな些細な点も拾う繊細さがどちらにも要求される行為だからです。

 

想像力も信頼関係も求められます。

 

 

SMは非常に人間的な行為だと考えています。

 

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