今年も、桜が咲いた。きれいなピンク色で春の訪れを教えてくれた。
でも、私が桜を見て、一番感じているのは ”悲しみ‘ 。
こんなに悲しい花はないんじゃないかと思う。
こんなに、散ることを連想させる花はない、とも思う。
月並みな表現だけれど、
あの人とあと何度、この桜を見れるだろうか? と思ったり、
すぐ散ってしまうことの儚さ、を感じたりで、
どうしてもマイナスの感じ方をしてしまう。
秋の始めに、枯れゆく葉や、落ち葉、枝を見ている時の方が、気持ちは安定している。
次に再生が待っている、そう期待と未来を感じれる。気持ちが落ち着くのも感じる。なぜか安心している。
これとは対象的に、桜を見た時の気持ちが・・・
悲しみしか感じない。
きれいだなと思いはしても、悲しいが勝ってしまう。
暗さの中に明るさを見出す方が自分らしい。
これが私の思考回路。
桜は、咲いている時は悲しみ。
散る時に、未来を感じさせてくれる花。